初夏〜夏の食彩
「大つぶ貝」〜腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科〜
標準和名は「蝦夷法螺(エゾボラ)」です。エゾボラの仲間はたくさんいて、総称して「つぶ貝」といいます。そのつぶ貝のなかのつぶ貝といわれるのが、この「大つぶ貝」です。「まつぶ」とも言われます。一年中ありますが、一般的に旬は6月から8月頃です。やはり、刺身で頂くべきでしょう。適度の歯ごたえと甘みがいいんです。とにかく食べてみてください。
「磯つぶ貝」〜腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科〜
「磯つぶ貝」と呼ばれるものは何種かありますがその代表的なものがこの「エゾバイ」です。この貝も夏が旬といえます。煮物にしてお出ししています。磯のかほり、歯ごたえ、肝の旨さは貝好きにはたまりません。この時期のものは、より美味しいですよ。
北海道の「磯つぶ貝」(エゾバイ)
「白ばい貝」〜腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科〜
エゾバイの仲間で殻の白っぽいものを総じて「白ばい貝」といいます。代表的なものは「カガバイ」や「エッチュウバイ」などがあります。貝の生息する地名や水深、容姿、色あいなどで様々な名前がつけられており、その名前を特定するのは専門家でもなかなか難しいようです。写真の「白ばい貝」は「エッチュウバイ」と思われます。
磯つぶ貝と比べるとやわらかく、甘く、やさしい味わいです。
(山口県長門市仙崎のエッチュウバイ) (新潟県佐渡のカガバイ)