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春を先取り！冬の食彩

うるい(大葉ギボウシ)〜ユリ科ギボウシ属〜

うるいは、育ち過ぎた葉は苦いが若葉は柔らかく、アクがなくて独特のぬめりとまろやかな舌触りをもつ最近人気の山菜です。旬は４月〜５月ですがハウスでの促成栽培物は２月〜３月中頃が旬になります。おひたしや酢味噌和え、サラダにして食します。山形県では葉の色が緑色のものと黄色のものがつくられています。黄色のうるいは品種としては「小葉ギボウシ」で、日光に一切当てず温度や湿度など厳正な管理の下に栽培されています。なんとこれは一本丸ごと生で食べれちゃうんです。味噌やマヨネーズをつけてガブリといけば、まさに春を先取りした気分
になること受けあい！

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上が「うるい」で下が「そら豆」)

そら豆(空豆、蚕豆)〜マメ科ソラマメ属〜

サヤが天に向かって生えるので「空豆」、サヤがカイコの形に似ているので「蚕豆」、という字が使われますが、その呼び名は日本各地で様々です。5000年以上前からチグリスユーフラテス川流域で栽培されていた「そら豆」。旬は4月〜6月ですが、鹿児島産のものは11月〜4月に出回りますのでまさに今が旬といえます。ビタミンB1、B2、C、鉄分などが豊富に含まれ疲労回復にも役立ちます。「そら豆」を食べて一足早い春を満喫しましょう。

グリーンピース〜マメ科エンドウ属〜

そのさわやかな色と香りで新緑の季節を告げてくれる「グリーンピース」は初夏の味覚ですが、実は鹿児島指宿(いぶすき)産のものは11月下旬から4月末日迄に出荷されます。よって、今が旬なんです。成分としてはビタミン、タンパク質、鉄分、食物繊維などをバランスよく含み、整腸作用や血糖値の急激な上昇の抑制をしたりします。