埼玉県西南部、入間川・高麗川・越辺川流域の約2万haの西川林業地は古くから“関東の吉野林業”といわれ、人手を掛けた育林で、無節の優良材を生産してきました。

「西川材」の名は木材を筏で流送していた江戸時代、「江戸から見て、西の方の川から来る材」に由来します。






 木材は人間同様に生物素材で、湿度の調整、熱の遮断、利用の多様性、静電気の未発生などの特性をもち、燃える・腐るなどの欠点も土に帰ることを考えると実にエコロジカルです。

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一方、新建材は単一機能で優れていますが、木材の総合評価にかないません。また、生産時、使用時、解体時のエネルギー消費及び環境負荷は莫大です。


機械で皮をむき製材の準備

素木の会の“木の家”は40坪の家で約40m3の木材(一般的な木造住宅の倍)を使用します。木材の重さは比重を0.5とすると20t、この半分の10tが空気中のCO2の重さです。

よく“木の家”は高いと言われますが、建築費全体の中で柱梁などの構造材費はその1割弱で、システムキッチンより安いのです。

余分な設備や装飾にかけている分を山に回すことも不可能ではありません。


 木材は人間の五感になじみ、ぬくもり・あたたかさ・やさしさを与えてくれる安全な素材です。新建材と違い、使い込むほどに味わいを増し、住み手に馴染んできます。

木の香りする空間は潤いと活力に満ち、居心地の良さを実感させてくれます。


5分増しに太鼓引きに製材し自然乾燥へ




注文に応じ、柱梁を桟積み




38mmの杉の床板は冬でも素足で大丈夫。台所は同材の造付け家具で周囲の空間と調和している。雁行する日本瓦と漆喰の白壁が特徴の真壁造りの家。

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