衣食住は生活の基本。かつて、「家」は近所の大工さんに頼んで建てました。今は、車と同様に“買う”感覚で住宅展示場へ行きます。しかし、また人生の一大事業を何処へ相談するのが良いかわからず、迷われている方も多いようです。
設計者は建て主と施工者の掛け橋として、中立の立場にいます。また、良い家は、建て主と設計者と施工者とが、お互いに自立した関係で各々の役割を果たすことでつくられます。

山の木が家となるまでの過程や自然素材・設計・施工の学習、建て方・完成の見学、建てた方との話会を重ねながら造られてきました。現在、50世帯ほどの住まい手とその造り手がその知恵と経験が生かし、新しい仲間とのヒューマン・ネットワークづくりに取り組んでます。
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緑に囲まれた町、飯能
新建材でつくられた今の家は人間にも自然にも負荷をもたらし、人間の健康や地球規模の環境汚染の原因となっています。
向井潤吉画伯の言葉「民家こそが、人間と自然を結ぶ、非常に重要な接点」には、これからの住まいづくりのヒントがあります。

棟上時の見学会
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