PRO−EVO 製作記 2010/01/06〜
新年の製作機としてPRO-EVOを連載しましょう。
昨年の6月以来の更新になりますネ(^^);
キットは、定番のサーマル工房製の厳選された素材と超精密レーザーカットですね。
アンダーカバーからテールにかけては、オールカーボン仕様です。
各パーツには部品ナンバーが入っていませんが、原寸大の設計図と、グループ
シートに区分けされた材料で間違いなく組み立てが出来るようになっています。
ここがポイント ↓
まずは、側板をアングル材に当てて正確な直線上に接着します。低粘度の瞬間で充分ですョ。
側板の内側にはレーザーで 各パーツを載せるラインが入っていますので 作業は楽に進みます。
側板の補強は、バルサが2重にベニアが載ります。ベニアは右側が短いので間違わないように!!!
でも もし間違えても 僅かな修正ですむようになっています。親切な設計ですネ。
フロントセクションは一斉に色々なパーツを接着するので 抜けが無いように要注意です。
遊びが出ない様にENGマウントや底板を付けたら、先に最後部を仮止めして、平らな板
の上で 各胴枠を留めていきます。精密に出来ているので問題なく正確に組めますヨ。
−−−−−1/15−−−−−
ここがポイント ↓
胴体の上面は整形バルサのプランクになります。若干の余裕が残してありますが、慣れない作業は
慎重にやりましょう。中央のトップを内側から接着して、サイドに作業を進め、最後に側板との合わせを
出します。主翼の部分は3Dになっていますので 良く確認しながら接着しましょう。
キャノピー脇の側板と底板を張ったら、ノーズ部分の接着です。
カーボンのカウルには、合わせの罫書きが入っているので特に気を使う所はありません。
ここからは、各セクションの組み立てになります。必要なパーツはよく見れば間違う事は
無いのですが、少しテーパーになっているものもあるので、上下の確認は怠らないように(^^)
−−−−−1/24 水平尾翼 −−−−−
ここがポイント ↓
水平尾翼と主翼は、冶具を組み立ててからの製作になります。冶具は設計図の上で正確に
位置合わせをして リブ組みと片面のプランクまで済ませます。
上面をプランクで覆ってしまう前に、サーボベッドをセットしましょう。
捩れや反りのない平らな板があれば、冶具を利用して反対面のプランクが
出来ますが、ここは、使い慣れた道具をセットして精度を求めます。
−−−−−1/29−−−−−
ここがポイント ↓
上面のプランクが終わると、ELVを切り離してヒンジ部材を接着します。部材の反りが無い事を
確認(修正)してセンターを合わせましょう。正確な翼を作るうえで大事なポイントですネ。
ヒンジを取り付け、左右の翼端ブロックを接着したら、ELVを仮付けして
左右の平行をしっかり出しましょう。
−−−−− 2/10 主翼 −−−−−
まずは、プランク材から用意します。各シートの重さと板の硬さを確認して 左右が同じ重さに
仕上がるように作りましょう。4枚分(2枚ずつになっている)を貼り終えたら、設計図より1cm
大きい状態で後縁側の板目を変えて 下のように仕上げます。
キットには、水平尾翼と同じような冶具が付いてます。下面のブランクまでは冶具のお世話になります。
ここがポイント ↓ ここがポイント ↓
いよいよリブの組み立てですが、上反角にあわせて桁キャップの上下が決まっているので
よく確認して間違えないように!! 又、中央リブは確実に平面が出るように工夫して組み立てましょう。
このあたりは、こだわりを出して0.5mmの精度まで追い込むつもりで神経をつかいますワ!!!
上面の仕上げは、いつもの冶具で精度を求めます。上反角を指定の68.8mmにセットすると
中央リブ同士が ピタリ と合うはずです。
接合の前には、必ず左右対称になっている事を確認しましょう。(^^)
−−−−− 2/19 アライメント −−−−−
レーザーカットのキットは、今更ながら感心させられますね! 主翼の受けはピッタリ載ります。
従って、この飛行機は主翼を先に仕上げてから、アライメントを確認しながら胴体の後部を
組み立てた方が 確実に満足のいく形になると思います。
左右の前後縁の長さ、胴体後縁から主翼端までのアライメント等、0.5mmを追うつもりで
調整しましょう。根気よく精度を追求する事が飛びに現れますヨ!!
底面はオールカーボンの成形パーツです。数時間で形の変化を楽しめますネ。
ラダーやバーチカルスタビのアライメントは、先にラダーを決めてからの方が精度を出しやすいでしょう。
カウルレールの各パーツは、予め形を合わせてから接着する事でシックリします。
少々のトラブルでは外れませんヨ。
−−−−− 3/07 カウル加工 −−−−−
主翼下面の側板は、胴体の膨らみに合わせてカーブさせます。こうする事によってアンダーカバーの
面がピッタリ出ます。 主翼は完全フローティングのためレールを付けません。 下の写真のように
全周にわたって、約2mmの隙間が出来るように仕上げます。
−−−−− 完全生地完 −−−−−
写真は、コクピットやシーラーを塗って次の行程に進んでいますが、参考までに 重さを量ってみました。
主翼 610g 尾翼 140g
胴体 1110g
合計で1860gになりました。 コクピットの仕上げで10gの増加です。塗り完で2300gを目標にガンバルぞ!
−−−−− 5/09 −−−−−
久しぶりの少しだけ更新ですワ。
今回は、シンプルに などと努力を掲げません。
思いっきり コテコテにいくつもりです。 デザインテーマは "Ninjar" です。
さて、どうなることやら?
−−−−− 5/27 −−−−−
今までの塗装で一番手間がかかりました。 グラデーションで迫力を出そうとしたので
色つきを確認しながらの作業になって、大変な時間を使いましたワ!
気になる体重は、主翼が180g増の790gで、 尾翼が+40gの180g
そして、胴体が120g増えて1230g 全部で2200gで仕上がりました。
主翼の生地が軽かったので、760g程度に仕上げたかったのですが なかなか
そうはいきませんな(^^)。
−−−−− メカ積み −−−−−
ごく普通のF3A機仕様のメカ積みです。フロントセクションはフライトホビー製のマウントに合わせて
設計してあります。指定のとおりに、サイド3゜、ダウン2.5°にしました。胴体内についても同梱の
メカプレートでスッキリと載せられます。翼を受ける台座のベニアは積層の中に十分に低粘度瞬間
を染み込ませて、硬く締めておく必要があります。振動で台座がグ透くなったり、裏から留めたスク
リューが抜け落ちないようにするためです。
水平尾翼のサーボについては、胴体側版に取り付けてリンケージするようになっていますが
右図のとおり尾翼側に取り付けました。翼と一緒に振動を受けさせるためです。
メカ積み後の総重量は、4470gになりました。 自分が飛ばす機体ですから塗装の仕上げが
どうこうなんて言いません。少しでも軽量化できそうな材料は加工し、接着剤やパテも必要
最小限で妥協し、クリアーもワンコートで "よし" としました。 フライトが楽しみです(^^)v
−−−−− フライト インプレッション準備中 −−−−−