飯能市議会議員
鳥居のぶあき
一般質問会議録
平成17年 9月
◎市政に対する一般質問(鳥居誠明議員)
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│ 質 問 事 項 │ 質 問 要 旨
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├─────────────┼────────────────────────────┤
│1 環境問題 │アスベスト問題について │
│ │(1)市内での取り扱い関連企業はあるか │
│ │(2) 担当窓口を設置して広報や市民情報、相談受付を │
│ │(3)公的施設の調査結果で緊急性は │
│ │(4)民間企業に対する調査や指導は
│
│ │ │
│2 道路問題 │(1)他市と隣接する道路における計画や予算、管理方法について │
│ │(2)公共施設までの行き先案内板の設置を
│
│ │(3)県道飯能−寄居線宮沢湖霊園入り口に信号機設置を │
│ │ │
│3 その他 │(1)間伐材の利用アイデアコンテストについて │
│ │(2)市民会館前の若山牧水碑に解説板を │
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△副議長(加藤由貴夫議員) 次に、10番 鳥居誠明議員
●10番(鳥居誠明議員) 沢辺市長におかれましては2期目の再選、おめでとうございます。
飯能市の今後の10年計画──4総ですけれども──を初めとして行財政改革、福祉、道路、区画整理などさまざまな課題がありますが、市長におかれましては健康に留意され、飯能市民のために市政執行に取り組んでいただきたいと思います。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順に質問させていただきます。
まず、環境問題、アスベスト問題について、であります。
この件は一昨日の滝沢議員、昨日の石田議員からも質問を出され、概要などについては詳しくお二方からお話しされておりましたので、割愛させていただきます。また、重複するところもありますが、よろしくお願いいたします。
まず、アスベストを取り扱っていた企業周辺では、環境汚染により被害が大きいと報道されておりますが、飯能市内においてはアスベストを取り扱っていた企業が過去にあったのか、また、現在あるのかないのか、この点について市として把握されているのかどうか、お尋ねいたします。
次に、現在の状況ではアスベスト問題の担当部署が建築課なのか、環境緑水課なのか、保健センターなのか、あるいは県管轄の保健所であるのか、また、学校関係であれば教育委員会でよいのかなど、とても分野が広過ぎてわかりにくい問題であります。市民が不安を持った場合の相談窓口や情報提供、広報などは窓口を一本化しておく必要があると考えます。また、その窓口から担当部署に連絡をするようにした体制が必要ではないかと考えます。そして、この問題の情報収集はこの窓口で行うようにして、将来、対策が必要となった場合の措置などを伝達する際のデータベースを作成しておく必要があると考えます。
そこで、特別な担当窓口を設置する必要があるのではないかと考えますが、この点について市の考えをお聞かせください。
次に、今定例会で25の公共施設でアスベストが使用されているとのことが公表されましたが、詳細については今回の9月議会の補正予算で調査を行うとのことですが、現在、これらの施設でアスベストが飛散しているような状況はないのか、あれば緊急に処置を講ずる必要があると思いますが、この点についてはどのように取り組まれているのか、お尋ねいたします。
また、現在、飛散がなくてもこれらの公共施設に対する処置対策の内容、緊急性などについてはいつごろ発表されるのか、お尋ねいたします。
それから、民間企業や私立学校、飯能駅周辺の公共駐車場等、百貨店、スーパーなど大勢の人が利用する公共での利用者が多い場所での調査は至急行う必要があると考えますが、これについては国土交通省が所轄で調査しているとのことですが、市としてはこれらの建物等におけるアスベストの処置対策の緊急性があるのかないのかを、国とは別に調べる必要があると考えますが、この点についてどう考えているのか、お尋ねいたします。
2番目に道路問題であります。
他市と隣接する道路における計画や予算、管理方法について、であります。
当市は日高市・入間市・狭山市・青梅市と隣接しておりますが、これらの場所における市道の舗装工事や修復工事等の計画や予算及び維持管理の方法はどのようになっているのでしょうか。そしてまた、区画整理事業において隣接している市、つまりこれは入間市でありますが、これについては以前、道路の整合性について質問いたしましたが、その後、進展はあったのかどうかお尋ねいたします。
道路問題の(2)として、公共施設までの行き先案内板の設置を、についてであります。
過去に何度か公共施設の行き先案内板の設置を要望しておりましたが、今回は少し視点を変えて質問いたします。
昨年、国体のホッケー会場、ことしは全国中学校ホッケー大会の会場であった阿須のホッケー場や美杉台のホッケー場、そして夏の全国高校野球地区予選の行われた市民球場、それからさまざまな大会が行われている市民体育館などはほとんど道路に行き先案内板がなく、他市から来られる大会関係者は不安なく会場に着くことができたのかどうか、気になります。これらの会場は広い飯能市でも東南の外れにあり、中心市街地に入ると非常にわかりにくく、私たち飯能市民でさえ行くのに大変な場所であります。したがって市街地や圏央道の狭山・日高インターチェンジ、また、青梅インターチェンジ周辺や県道の入間富岡線、国道299号などの主要幹線には早急に設置すべきであると考えます。遅くとも平成20年に行われるインターハイの前までには順次整備していく必要があるのではないかと考えます。
それと、現在、あけぼの子どもの森公園の案内板は市内の各地に立てられていますが、なぜかその案内板に阿須運動公園のホッケー場、市民体育館、市民球場などが一緒に表示されていないのが不思議であります。今後、このようなむだなことがないようにとの思いで、なぜ一緒に表示できなかったのか、お尋ねいたします。
また、東飯能駅構内には西川材でつくられたすてきな案内板が設置されておりますが、一歩駅を出るとどちらに行ってよいものやら、他市から来られた人にはわからない状況であります。市役所周辺には多くの公共施設があり、これらも同時に表示できる案内板がつくられるものと思います。飯能市役所の案内については最近、国道299号に設置されましたが、飯能駅及び東飯能駅から市役所周辺の公共施設に行く案内板はツーデーマーチなどを考えるとぜひ欲しいと思います。また、飯能市民会館も駅周辺や武蔵丘ゴルフクラブ入り口あたりからの道案内がなく不便であります。一方、名栗地区の名栗湖、さわらびの湯、元気プラザなどもエコツーリズムが本格的に実施される前には整備しておかなければ恥ずかしいと思います。
以上、市街地や名栗地区にある公共施設及び阿須、美杉台の運動公園までの行き先案内板の設置計画はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
道路問題の3番目として、県道飯能−寄居線宮沢湖霊園入り口に信号機設置を、についてであります。
この道路は近年、交通量が非常に多くなり、過去に防災センター前から日高市方面に向かい、コンビニに入るために右折した自転車の方が人身事故で大事故を起こしたという事件が発生しております。また、宮沢湖霊園とか宮沢の自治会館側から県道に出て防災センター、飯能市方面に向かおうとすると車でも非常に危険な場所であります。また、ツーデーマーチでもコースでこの道路を横断するようなことが設定されております。この場所は昨年、ことしと地元の自治会からも信号機の設置要望書が市長あてに提出されております。県道ではありますが、私も飯能警察署や市の防災交通課に何度も要請してまいりました。地元住民は毎日危険な状態で生活しております。一日も早い信号機の設置を要望しておりますが、進捗状況についてお尋ねいたします。
大きなテーマでの3番目として、その他であります。
(1)として、間伐材を利用したアイデアコンテストについて、であります。
去る8月22日、県の合同庁舎において西川材フェアが盛大に行われました。これは飯能市も主催者の実行委員会の一員として携わっておりますが、ことしは例年以上にポスターが目立ったように思い、関係者の意気込みを感じました。このフェアは毎年西川材を利用した夏休み木工コンクールが実施されており、いつも楽しい作品が多くあります。せっかくこのような大きなイベントが催されているわけでありますから、間伐材などを利用して何らかの産業に結びつけられるようなアイデアの募集もあったらよいのではないかと考えます。そのためにはインターネットを活用し、すぐれたアイデアに毎年懸賞金を出すなどして全国から応募してもらい、このフェアで表彰するようなこともあってよいのではないかと考えます。この点について市はどのように考えているのか、お尋ねいたします。
最後に市民会館前の若山牧水碑に解説板を、ということであります。
若山牧水は西行とか芭蕉と並び称される旅の歌人として広く知れわたっております。今回、取り上げた歌碑は牧水が大正9年に飯能を訪れた際に詠まれたもので、詞としては「しらじらとながれてとほき杉山の峡の浅瀬に河鹿なくなり」、こういう歌でありますが、飯能の風情がよくあらわされていると思います。この歌を後年、喜志子夫人が筆をとり、それを飯能市観光協会が石碑にして当時の国民宿舎覧山荘の前に設置したものであります。市内には牧水の歌碑は全部で3つあったそうで、1つは名栗の大松閣、これは現在もあり、解説文もあります。そしてもう1つは東飯能駅前にあったそうですが、現在は行方不明のようであります。このような貴重な文化財を何の説明もないまま置いてあるだけでは何の価値も見出せないと思います。
そこで、この歌碑の横に解説文を設置して市の文化財とし、観光的に文学コースなどの1つとして利用できるように整備すべきではないかと思いますが、この点について市の考えをお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
△副議長(加藤由貴夫議員) 答弁に入ります。
助役
○助役(大山 功君) 1 環境問題、(2)担当窓口を設置して広報や市民情報、相談受付を、にお答えします。
アスベストが大きな社会問題として取り上げられておりまして、市民の皆様には少なからぬ不安があるものと思われますが、こうした不安の解消には正しい理解と正しい対応が何より必要だと思います。市民の相談窓口についてでございますが、アスベスト対策を講じております県との連携が必要となりますので、市民が不安なり、問題を持たれたそのことについて最もふさわしい相談窓口を御案内することが大事であると考えております。あいまいな情報や間違った情報はかえって不安を大きくしてしまうからであります。
県が指定している相談先は、各家庭に配布されております県の広報紙でお知らせが既にされておりますが、市の広報紙におきましても同様の周知を図るよう県から要請を受けておりますので、10月1日号でお知らせする予定であります。市民から問い合わせがありました場合、適切な窓口や誘導するには職員もその窓口がどこであるのか、十分に承知しておいて、庁内の各課でたらい回しをすることのないよう徹底する必要があるものと思っております。
指定されました相談窓口の1つとして、店舗など民間の建物につきましては、市の建築課が指定されておりまして、設計図書の確認や施工業者への問い合わせの必要性があることなどをアドバイスすることから始まるかと思いますけれども、少しでも相談者の不安解決にお役に立てるよう十分に配慮をして応対することとしております。
なお、アスベストに関する情報提供や広報につきましては、環境緑水課において担当することとしております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 市民生活部次長
○市民生活部次長(清水潤次君) 私からは1 環境問題、アスベスト問題について、(1)の市内での取り扱い関連企業はあるか、についてお答え申し上げます。
結論から申し上げますと、ございません。県では、県内のアスベスト関連製造施設の設置状況について公表しております。先日、新聞報道もされたところでございます。
内容について申し上げますと、まず、アスベスト関連製造施設を現在設置している事業所が2カ所ございます。2カ所とも市外でございます。
次に、施設を既に廃止した事業所、19カ所ございまして、すべて19カ所とも市外でございます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 総合政策部参事
○総合政策部参事(新井 茂君) 私からは1 環境問題、アスベスト問題について、のうち(3)公的施設の調査結果で緊急性は、につきましてお答えいたします。
今回、全公共施設159カ所を調査しまして、吹きつけによるアスベスト使用の可能性のある施設は、本庁舎を含めまして25施設で、吹きつけされております種類は石綿など8種類でございました。おただしのアスベスト吹きつけ箇所の状況でございますが、吹きつけ箇所は安定しているものがほとんどでありまして、また、天井裏など密閉されている部分も多く飛散している状況は見受けられませんでした。しかしながら、施設を利用している人や働いている人などに安心していただくためにも早期の分析結果の公表、それに伴います除去などの対策が必要であると考えております。分析調査は専門機関に委託するわけでございますが、サンプルを採取してから分析結果が出るまでは1カ月程度の期間を要しますことから、分析結果の公表は10月末ごろになろうかと思っております。このことから施工方法の検討や工事などにつきましては、分析調査と同時に進めまして、早いものは12月補正予算に計上してまいりたいと考えております。
また、対策の工事内容ですが、除去、封じ込め、囲い込みの方法がありますので、吹きつけ剤の状態や使用箇所の状況などを考慮しまして実施していきたいと考えております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 建設部参事
○建設部参事(大槻淳一君) 私からは1 環境問題、アスベスト問題、(4)民間企業に対する調査や指導は、につきましてお答え申し上げます。
民間企業の所有する施設に対する調査や指導についてでございますが、現在、国土交通省より民間建築物における吹きつけアスベストに関する調査について依頼がございました。調査対象は、アスベストの使用の有無にかかわらず、昭和31年から平成元年までに施工された1,000平方メートル以上の建築物となっており、市内に158件あることを既に報告いたしました。市として国とは別に調査を行う必要があるのではないかとのことでございますが、今後、特定行政庁である埼玉県で個別の調査等が行われると聞いておりますことから、建物所有者の方々に混乱を与えないためにも、県と協力して行うことが一番効果的であると考えております。
いずれにいたしましても、アスベストの処置対策の緊急性があるのかなどの建築物に関する相談につきましては、市の建築課及び県の県土整備事務所に窓口を設けてございますので、個別に御相談いただければと存じます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 建設部長
○建設部長(五十嵐 勉君) 私からは、2の道路問題の中から(1)(2)について御答弁申し上げます。
最初に(1)の他市と隣接する道路における計画や予算、管理方法について、のお尋ねで、行政界の道路についてのお尋ねであります。各地の行政界の道路を認定し、市道として管理をしている市が市道の舗装や修繕工事の計画を立てて予算を計上し、実施しております。維持管理につきましても同様であります。飯能市が行政界に接している他市の道路の舗装などをすることは道路法の規定による例外以外には通常ではございません。
また、区画整理事業において入間市との道路の整合性についてでございますが、平成13年度に岩沢北部、岩沢南部について協議を行っております。その後につきましては事業が進んでいないということもありまして、協議を行っておりません。道路計画を策定する場合には飯能市の計画に配慮するということでございます。
次に、(2)公共施設までの行き先案内板の設置を、について御答弁申し上げます。
飯能市には道路も狭く、道路体系が複雑に入り組んでいる地域がございます。また、多くの公共施設等が駅や幹線道路から離れたところに点在しております。その上、おただしのようにこれらの施設への案内標識も十分でなく、市外から来た人たちには不便をかけている状況でございます。あけぼの子どもの森公園の案内板につきましては、公園開設当時、工事施工者から寄附されたもので暫定的に設置したものであります。御指摘のとおり、阿須運動公園の周辺を案内する場合には付近にある施設、例えば体育館、市民球場、ホッケー場、あけぼの子どもの森公園を1つにまとめ案内することが普通であります。
そこで、これら公共施設等への案内をスムーズに行うため都市景観を考慮し、形状、色彩などでデザインの統一性を持たせ飯能らしさを演出させる飯能市公共サインマニュアルを本年3月に策定したところであります。今後はそれぞれの施設管理担当部署が案内標識を設置する場合、マニュアルに基づきまして設置届を都市計画課の方に提出していただき協議することになっております。おただしの平成20年に行われるインターハイのホッケー競技場の案内板につきましては、周辺施設の案内を含め設置について関係部局と検討してまいりたいと考えております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 総務部長
○総務部長(小沢稿寿君) 2 道路問題の(3)宮沢湖霊園入り口の信号機設置の進捗状況について、お答えいたします。
昨年5月、宮沢自治会の全世帯の皆さんの署名で押しボタン信号機の設置要望が出されました。市でも飯能警察署へ信号機の設置を要望いたしました。さらにことしに入り、地元からの要望が再度出されました。これまで地元の皆さんはもとより市議会、県議会の議員の皆様も加わり、熱心な要望活動が続けられてまいりました。そして先だっては沢辺市長も飯能警察署へ直接出向き、早期に設置できるよう強く要望してまいりました。警察署長にも早期設置に向けた前向きな御理解をいただけたとの感触を得ているところでございます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 市民生活部参事
○市民生活部参事(玉熊英一君) 私からは3 その他(1)間伐材の利用アイデアコンテストについて、お答えいたします。
現在、市では間伐を進めておりますが、木材価格に比して搬出費がかさむことから林内に放置されているものが多くなっております。間伐材の有効利用を図ることは資源の有効活用にもつながりますことから重要な課題であるとは考えております。しかしながら、平成16年の埼玉県全体の間伐材の利用率は15%にとどまっております。木材利用について、本市ではお話にもございました西川材フェアなどの啓発活動を行いますほか、商工会議所を中心としまして新規物産開発研究会を設けており、間伐材の利用にも取り組んでいただいております。
おただしのアイデアを公募して間伐材の利用を図ることは大変意義あることとは考えますが、国レベルにおいて間伐材利用コンクールを間伐推進中央協議会が、この団体は全国木材連合会、それから全国森林組合連合会等の17団体で構成されておりますが、平成12年から実施されており、間伐の実施、間伐材の利用にかかる斬新な積極的な取り組みへの普及を図っております。同コンクールにおいては、暮らしに役立つ間伐材利用部門が設けられ、斬新な取り組みが表彰されております。また、間伐材利用の事例について県でも冊子等で紹介しており、これらの情報を提供することにより間伐材の利用が進みますことを期待しておりますので、御理解賜りたいと存じます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 市民生活部長
○市民生活部長(小谷野重之君) 3 その他(2)市民会館前の若山牧水碑に解説板を、にお答えいたします。
おただしの若山牧水の歌碑につきましては、飯能市観光協会の資料によりますと、昭和36年3月に除幕式が行われたものでございます。当時の観光協会長がその前年、昭和35年の夏、喜志子夫人のもとを訪れまして揮毫を依頼し、建設に至ったものでございます。当時は今は廃止されました覧山荘の庭に設置されておりましたが、市民会館の設置を機に現在の場所に移されたものでございます。数カ月前になりますが、この歌碑がテレビ番組の一場面で紹介されたことから、ある市民の方から作者を明記した案内板を立てたらどうかとの御提案がございました。確かに覧山荘にあったときは「牧水歌碑」と明記した案内板が立っておりました。その後、ことし6月に開催されました飯能市観光協会の総会におきましてこれらのことが話題となり、同じような表示を設けることとなりました。現在、作成依頼中でございます。しばらくいたしますと設置される予定となっております。
なお、御要望にこたえられるかどうかわかりませんが、解説文につきましてお考えがございましたら後ほどお聞かせいただければ、限られたスペースではございますが、検討をさせていただきたいと存じます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 12番議員
12番(鳥居誠明議員) まず、環境問題、アスベストについてでありますが、市内で取り扱っていた企業はないということでしたので、安心いたしました。ただ、公共的施設には25カ所ありますけれども、それについては10月末ごろには内容についてわかるだろうということでありますので、またその結果を待ちたいと思います。
それから、特別な担当窓口を設置する必要があるのではないかと私は意見を述べましたけれども、それについては店舗関係とか建築関係は建築課でやると。それから広報、健康相談等については環境緑水課でやると。そういうような形の御答弁でしたけれども、私とすると、市民はそれすらもどうなのかということで、どこへ問い合わせしていいのかわからないようなこともあるのではないかなと思ったんですね。ですから、そういう意味では一回全部環境緑水課なら環境緑水課一本で窓口として受けて、それから問い合わせされたところの住所・電話番号、名前等もあわせて一括してデータ化しておく必要があるのではないかと。この問題に関してはまだ国でも定かな方針が出ておりませんし、いろんな意味で長期化するのではないかと思います。だからこそ私は窓口を一本化してデータ、情報ですね、そういうものを1カ所にまとめておく必要があるのではないかと思って、そういう意味で窓口を一本化しておくべきではないかという意見であります。
それから、民間企業についての調査についてでありますが、調査は県で行うので、その際に市も一緒に行うということでありました。その場合の情報等の提供、市がどの程度まで受けられるのかどうかということに少し疑問を感じましたので、ぜひその辺の対応の仕方についてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。
それから、道路問題でありますが、他市と隣接する道路の計画、予算等についてでありますけれども、行政界を越えての工事はできないというような御答弁だったかと思うんですけれども、現実的には住民が飯能側に住んでいて他市、隣接している市側の方はほとんど山林であるとか畑であるとかというような場合、それでその道路の管轄が飯能市側であるというようなことはないのかどうか。その辺のところについて現象としてそういうことがあった場合に、どのようなことがとられるのかどうか、お尋ねいたします。
それから、区画整理事業において道路の計画性の整合性について、私は平成13年の12月に問いただしておりますが、そのときもこれから先ということで検討課題というような答弁でしたが、現在、先ほどの答弁でも協議はしていないということでした。ということは、例えばでありますが、元加治駅周辺、岩沢地区あたりでの飯能市側分の区画整理で広くなった道路と、入間市側の方でつくってきた道路とが一致していないというようなことについては、これから先もこのまま放置されるのかと思うと、何か少し残念な気がしてなりません。ですから、前向きな検討をこれからしていただきたいと思います。
それから、あけぼの子どもの森公園の案内板については寄附をされたということで理解できましたけれども、先ほどの答弁では公共施設の行き先案内板についてはこれから順次検討し、また3月にそのマニュアルが策定されたという答弁でありました。非常に喜んでおります。また、飯能市らしいこのデザインというんですか、私は以前に申し上げたときに、たしか和光市だったと思うんですけれども、非常に統一されたデザインできれいな、文字の色もアルマイトの表面に薄紫色の文字で書かれた非常にきれいなデザイン、駅からその施設まで行く間に交差点ごとに何枚もあって非常に感心いたしました。それをまねる必要はないと思うんですけれども、飯能らしさの統一性のある行き先案内板というものを期待しております。
それから、道路問題の最後に県道飯能寄居線の宮沢湖霊園入り口の信号機の設置を、についてでありますが、これは市長も直接出向いて要望されたということでありますので、ぜひ早期に実現していただくよう、さらに努力をお願いしたいと思います。
それから、間伐材のアイデアコンテストなんですけれども、これについては国レベルの推進協議会等で推奨しているということでしたが、それについては飯能は飯能らしく、また独自にやってもいいのではないかなと。そのくらい飯能市としては力を入れているんだと、全国で3つしかない森林文化都市宣言をしているわけですから、そのくらいの意気込み、金額は別にしてですけれども、それなりの飯能市としての意気込みを見せてもいいのではないかなと考えますが、その辺のところについてはいかがなものでしょうか、再度お尋ねいたします。
それから、最後に若山牧水の碑に解説板ですけれども、これも今現在作成中ということでありますが、解説文の内容についてはということで、今、部長の方から要望があったらということでしたけれども、ただ「若山牧水碑」ということだけではなく、ぜひ経緯等も含めてその碑の立てられた内容というんですか、そのようなことも盛り込む余地があったらぜひ盛り込んでいただきたいと思っております。これは要望です。
以上で2回目の質問、何点かありましたけれども、よろしくお願いいたします。
△副議長(加藤由貴夫議員) 助役
○助役(大山 功君) アスベスト問題につきましては、十分な対応指針というものがあるわけではありません。そのような状況におきましては、まず県が指定する専門の窓口に御案内するのが最も適切なことであると考えております。
なお、市を経由しましたものにつきましては、市といたしましても記録をしていきたいと考えております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 建設部参事
○建設部参事(大槻淳一君) 民間建築物を県と協力して調査を行うが、その後、市に情報が入るのかについてお答えさせていただきます。
今回報告した158件につきましても、市の調査に基づいております。今後の調査におきましても、市の協力なしに行うことはできないというふうに考えておりまして、以上のことから議員御指摘の情報の共有化につきましては問題ないものと考えております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 建設部長
○建設部長(五十嵐 勉君) 2回目のおただしであります行政界の関係であります。行政界における他市が管理する道路の整備ということのおただしであります。
まず、道路を利用する住民の皆さんが、道路管理者である他市へ道路整備を要望していただき、あわせて飯能市へも他市の道路管理者へ道路整備の要望をしていただくよう要請するということが一番ベターであると思います。市の方では、それを受けまして道路要請に基づきまして他市にお願いをしてまいりたいと考えております。結果的には道路管理者が住民の要望に沿って道路整備をしていただくことが一番ベターで、実際的には飯能市の道路ではありませんので、それはなかなか話自体が大変難しいと思います。
それから、区画整理の関係でありますけれども、区画整理につきましては岩沢南部・北部、平成元年から4年にかけまして道路の整合性を図って協議をしております。それは13年の12月議会にたしか私の方から答弁したと思います。そのとき、13年のときに私を含め入間市と協議を1回行っております。そのときに私どもも初めて知ったんですけれども、当時は入間市の方では元加治駅の南口については基盤整備をするというところでありましたけれども、13年の段階では基盤整備の予定はその後なくなってしまったということでありますので、現在ではそのまま中止になっております。これについても、いずれやらなければならない課題だと思っております。
△副議長(加藤由貴夫議員) 市民生活部参事
○市民生活部参事(玉熊英一君) 間伐材利用のアイデアコンテストについての再度のお尋ねでございますが、この実施に当たっては市の林業者、木材業者、建設業者、商工業者等、市全体の盛り上がりにより実施することが必要であると存じますので、関係団体等とも今後協議してまいりたいと存じます。
△副議長(加藤由貴夫議員) 以上で鳥居議員の質問を終わります。