STAGE-U 5/23

今週から、しばらくの間はF,H製の STAGE-U製作記を連載します。
この飛行機はクラブメンバーが半生地完を購入したものですが、テストフライトまでレポートしましょう。

 

恒例の体重測定ですが、 主翼は590g, 尾翼は150gですね。

 

胴体は組み立てに使うパーツを含めて 全部で 990g です。
トータルで 1730g となりますが、まだ かなりの部分を切ったり、削ったり、貼ったりしますので
主翼等のグラス処理が終わったときの重さに近いでしょう。 塗装仕上げ時の目標を2200g以内に、
メカ積み完で4500を目指します、さぁ〜て!ハードな日々のはじまりだぁー!!!

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約10日経過分の作業内容をまとめて紹介します。

 

ENGマウントはFHから販売されている スーパーマウントを使用しますので 余分な部分を
リューターで削り取って 爪付きナットを取り付けます。

 

FRP機首部を取り付けたら 右上に見えていた三角の側板を切り取って 更にマウントとカウル間を
バルサで埋め ロービング処理をした後にカーボンクロスで全体を仕上げます。 右はエルロンヒンジ
のセンターを テトラの工具を使って出しています この道具は便利ですね!

 

この飛行機のエルロンは 結構な長さなので ヒンジは7箇所としました。 胴体、主翼、尾翼のアライメント
を出して ダウエルを固定しました。ここまで来れば完全生地完がチラチラと見えます。

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ラダーワイヤーのノイズレスチューブを予め通してから、垂直尾翼周りを固定しています。

  

コクピット内の小物を作り、塗装をしてからキャノピーを接着してサンディングをすれば完全生地の出来
上がりです。 ほぼこれに近いので重さを測ってみましょう。 水平とベリーパンで260gです

 

主翼が 760g、 胴体が 830g と なりました、 計 約 1850gです。 うぅぅ これは塗装をカンバロー。。

-------------------- 〜7/05 --------------------

オールジャパンの予選も終わり、調整で溜まった出張も片付いたのでチョットだけ作業再開です。

 

いつもの作業工程ですが、シーラー60g、硬化剤30g を使って1回目の下地を作ります。全体を3回程度刷毛塗り
するわけですが、左に見えるタルクの半分は混ぜてしまいます。これを たっぷりのシンナーで(500ccくらい)薄めて
よく混ぜながら 大き目の刷毛で 木目の深いところは5,6回 そうでない所はそれなりに塗っていきます。しっかりと
硬化したら 木目の中に残っているシーラー以外は 全部サンディングして落としてしまいます。(バルサまで削らない
ように注意しないと作業が増えます) この後はタルクの量や希釈比を変えながら 更に2回ほど下地作りをしてから
絹張りに進みます。これを機械がやってくれたら! と 思うのは私だけでしょうか?!!

-------------------- 〜8/19 --------------------

気が付けば、前回の更新から一ヵ月半も経っていました。 予選があったり、この気温ですから作業になりません
と、いう訳で お盆休みを利用してエアコンの効いた作業場にお邪魔して 一気に塗装前まで終わらせてしまいました。

 

作業場を自由に使えるのは4日間です、しかも各半日。 朝早くから勝負するしかありません!
飛行機作りはいつもこんな調子ですネ。まぁー、忙しいほど手は動きますから 後は余計な仕事を作らないように
注意して進めましょう。 キャノピーには予めマスキングテープで、淵の部分を区分けしてから 絹を貼ります。マス
キングに沿って絹をカットし、下地調整の最後にキャノピーも#1000程度のペーパーを掛けてしまいます。 私の場合
絹の目留めの時には クリアーウレタンに白とタルクを各20%程度混ぜて#400のドライペーパーを使って 絹の厚みが
大体半分になるくらいまでサンディングしてしまいます。 さぁー明日からは色が入るぞ〜!

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色が入ると言いながらぁ、、あっという間の二週間です
いつもの通り半分は出張ですからぁ、大会がありますからぁ、と、言い訳が先行しますが
 涼しくなってきたので 気分はノッテイマス。 ということで、ベースとなる白入れまで進みました。

まずは全体に、白の下吹きをして#1000程度のペーパーで 絹目を消します。この段階では まだまだ
表面の粗さが残っています。削り過ぎない程度に、と言ってもバルサの色が所々透けて見える感じに
まで水研ぎしてから、ベースとなる仕上げ用の白を入れます。この白も#1200で研ぎますので 前回の
ペーパー掛けで気になる所や、カラーが載らないところは少し多めに吹き付けてやります。私の場合は
この白吹きに200gの塗料と800ccのシンナーを使います。裏面のピンクは 下に白は入れずに、いきなり
2工程で作業を終了します。多少はバルサの木目が透けて見えますが 軽量化の為には気にせず と
いうところです。この段階で 主翼の重さは920gとなりました。後はカラーが載る訳ですが カラーは色が
留まっていれば良し というくらいに薄く吹きますので 重量的には一安心といったところです。

時々、道具について聞かれることがあるので 主に使っているガンを紹介します。
今でもあるのかなぁ? もう20年近くも使い続けていますが 近畿製作所のKP-5Aの口径1.2です。
当時、確か\15000位で購入した記憶があります。グリップに細紐を巻きつけて手に合うようにしたのと
ブルーポイントの水分離フィルターを追加して 今でも現役で活躍してくれています。

-------------------- 9/10 --------------------

カラーリングに入ると 目に見えて変化が楽しめます。いままでコツコツと下地調整をしてきた努力
が報いられるひとときですネ! このキットにはいつもの通りテンプレートが付属していて助かります。

 

主翼と水平尾翼にパターンを書き写しているところです。4Bの鉛筆で軽くなぞってマスキングします。

 

一斉にマスキングをして、効率よく塗れるようにマスカーシートで養生します。

 

今日は飛行場へ行く予定でしたが、O/Hに出したENGの到着が午後の便になってしまいましたので
1日中塗装をしていました。おかげで随分とはかどっちゃいました。

-------------------- 9/15 --------------------

カラーリングが一段落したところで、STAGE-Uのロゴを作ります と言いたいところですが、残念なことに
フォントが見つかりません。よって、スキャナーでステカに取り込んでアンカーポイントを手作業で修正して
作りました。1日分の工数です、パソコンは便利ですが凝ると限がありませんネ!

 

文字入れには いつものタックシートを使いました。剥がす時はドライヤーで軽く温めながら作業します。
右のエアガンは中国製で\3500位で購入しましたが、なかなか使い勝手がよくて お気に入りです。

 

文字が入ると、機体が  ぐっと  引き締まってきます、残るはクリアーコート、水研ぎ、コンパウンドそして
気になる体重測定ですがぁ・・・・、月末にかけてイベントが一杯ですからぁ、残念〜ん!!

-------------------- 9/25 --------------------

AJ が終わって 3連休を飛ばし込もうと思っていましたが、なかなかそうはいきません。台風に
吹き付けられる 雨を恨んでも仕方ありませんので少しでもステージの作業を進ませました。泊まりの
出張の予定が日帰りになったので 朝晩でクリアー入れまで終わらせて一段落していたのですが、土日とも
雨では コンパウンドをかけ、汚れた部屋の掃除と片付けをして犬の散歩に付き合って と 時間がたっぷりです。
と いう訳で、 さ〜ぁ、2回目の体重測定です!。 

 

主翼が935gです、グラス処理からの増加は175gでした。
水平尾翼は60g増の210gですネ。

 

胴体は1005gで 主翼と同じく175gの増加です、ベリーパンは塗料の吸い込みが無いので
15g増の125gでした。結果、塗り完で2275gとなり生地完からは425gの増加になりました。
10月中旬の初飛行を目標にメカ積みをしましょう。

-------------------- 10/08 --------------------

今年の個人的なイベントもおわり、秋の気配を感じます。 せっかくの三連休でしたが、
行楽には生憎の天気になってしまいましたので バスコーク処理をし、メカ積みを終わらせました。

 

最終的な重さは主翼が1280g、胴体関係が3320g と成り、トータルで4600g丁度になりました。
スピンナーの重さがチョット気になります、他メーカーと15gも違いますネ!

-------------------- test FLT 11/13--------------------

やっと セッティングFLTにこぎつけました。
仕事や色々な条件が整わない状態では落ち着いて出来ませんから ここはじっくりといきましょう。

この飛行機のポテンシャルは、皆さんがご存知の通りですが やはり一級品です!
特に外乱に対する収束安定は かなりのレベルと思います。ELVを除いた各舵は敏感でありながら
実にコントローラブルで良いフィーリングをもっていますネ。 スナップは舵角量を増やしても航跡の
ずれが少なくて 失速特性もバランスが取れています。今日はスタビの取り付け角とナイフエッジの
癖の妥協点を調整していましたが、今後の調整が楽しみになる飛行機です 徹底的にハードのセッ
ティングを詰めれば 間違いなくお気に入りの一機になることでしょう!!!

先々週の アサノダイレクトからハットリ製に変えましたが、ベースが回ってしまうということで
トップのネジを ヘッドフィンに食い込ませました。 これで、マニフォの帝王も封じ込められるでしょうか?
ご期待アレ〜!!

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