CAP復活プロジェクト

3年間も塩漬けにしてしまった Cap 231EXの修理をしばらく連載します。
この飛行機は 8年前にOKのホームビルトシリーズの生地完から作ったものですが
Cap独特の癖に愛着がわいて、1日中 この飛行機を飛ばすと心地よい疲労感につつまれる
お気に入りの1機です。 製作から5年間のあいだにはスモークを追装備したり、ENGの排気量をアップし、
また、雪が降ったときには、急こ゛しらえのフロートを付けて楽しみましたが、3年前に大破させて休養していました。

胴体については ある程度の形まで再現していたのですが、
主翼はご覧の通りです。背面のスローフライトでの失速リカバリーで思いっきり
田んぼの土手にヒットして、部品を飛び散らせながらバラバラにしてしまいました。

 

先ずは、簡単なところから手をつけましょう。幸いにキャノピーはOKに最後の在庫がありました。
垂直尾翼と胴体後部を元に戻し、多少は、まともと言える? 右の翼端を再生して、リブ型をコピーします。

 

プランク材を適当なくさび形にして 貼り直していきます。リブの上には針で穴を開けて 低粘度の瞬間で固定します

 

ここからが一仕事です! 左の翼で まともに残ったのは、エルロンとその後縁材だけですが、これだけあれば
新しく作るよりも直した方が 早くて済みます。先ほどのリブ型を元にしてPCを使ってリブを作ります。

 

各直線に狂いが出ないように、慎重に作業を進めます。プランク材を張り合わせて作りますが、後縁部分は
板目方向を変えて、塗装時の仕上げを良くします。

 

まずは、下面から始めます。中央部分に手を付けると工程が増えるので ギザギザプランクで処理します。
プランク材の用意が出来たら、ここからは冶具の番です。最終的には、上面のプランクを張る時点が最も
慎重な確認を要するところですが、作業台も結構 息をしますので こちらの目を慣らす意味で各点検をしています

   

くさび型に整形した 前縁材のセンターの高さをセットしています。後縁は中央からエルロン端ですが、
しなりが出ないように、翼端材を固定し、スパーの下の支えを調整します。

 

下面プランクが終わったら、冶具の最終チェックをして 最後のプランクで正確さを追求します。

 

11月に入って やっと作業を再開しました。下地作りや塗装の工程はいつもの通りです、
手を付けてしまえば 一気に進むのですが なかなか思うようにはいきませんネ!

 

このブライトリングのマークが・・・  剥がしている主翼のマスキングは手切りです。
ステカに取り込んで切ってみたのですが、細かすぎてうまく行きません(><);  胴体のマークは
幅が12センチ程度はあるのでステカで切れましたが、これくらいが限界かも知れません?
パイロットもグラスとICSを追加し、なで肩を少し張らせたりして手を加えました。


12/16に復活フライトをしましたが、問題が山積でした。
DZ160に載せ換えてスピードがアップしたのですが、スラストと各ミキシングが
全く合いません!  ダウンスラストとサイドを増やして 更にラダーとエレベータに
ミキシングし、ラダーからは いろいろな所へこれでもか? と言うくらいにPMXしました。

この機体は テールモーメントが若干長いのですが ほぼ20%スケールになっています。
胴体の太さは 下の写真のとおりでかなりの物になりますが、マフラーを胴体に内装しますので
メカルームは25クラス程度しかありません。 ENGをパワーアップした途端にマニホが折れました
マフラーの取り回しや、ステーの位置を散々いじくって 3本折ったところで妥協点が出ました。
左に見えるタンクはスモーク用です、デュブロのスモークシステムを使っています。

  

12/25  PMXプラス指MXがだいぶ合ってきました。 このCAPでP-07をフライトすると
F3A機の3倍くらいの労力を感じます、私にとっては楽しくてワクワクさせてくれる愛機ですが!!!
年末年始はグライダーを引っ張ったり、アクロを楽しもうと思います。

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